賃貸管理契約のメリットは、管理費用が物件収入の5~10%と比較的安く済むということです。サブリースの場合の管理料は、物件収入15~20%。賃貸物件が大規模な場合、数%異なってくるとかなり大きな金額になり、経営にも影響が出るでしょう。デメリットとしては、一部の行為は法律の制限により、大家しかできないので面倒です。たとえば、マナーが悪い賃借人に対して契約解除をする場合は大家しかできません。管理会社が契約解除をした場合には、非弁行為に該当する恐れがあります。サブリース契約の場合のメリットは、サブリース会社が入居者に対して物件を貸すことになります。そのため、やっかいな入居者の立ち退き等も契約当事者であるサブリース会社が行うため、物件オーナーの面倒が賃貸管理契約より少なくなりますよ。デメリットとしては、前述した通り管理費用が高くなることが挙げられます。また、契約内容が複雑になる傾向があり注意が必要です。たとえば、家賃保証型だとしても家賃減額要求され、収入が減る可能性があります。不必要なトラブルを防ぐためには、自分の頭でよく考えて、サブリース会社以外の専門家にも相談して契約するのがいいでしょう。